クルーズのはじまり~88回クルーズ~

こんにちは。
グローバルスクール担当の岡山です。
出航して早一週間、みんな船旅の生活にも慣れて、楽しく過ごしています。
 
朝活*から一日が始まり、皆で太鼓をたたきます。
朝のスポーツデッキの心地よい日差しが気持ちよいです。
皆で朝ごはんを食べた後は、水先案内人の石川清さんの指導のもと、
楽しくコミュニケーショントレーニングを行っています。
 
夕食前にはリラックスタイムがあり、任意で参加できます。
内容が日によって異なり、アロマを使って香りを楽しみリフレッシュしたり、トランプをしたりして各自くつろいでいます。
リラックスタイムの後は晩ご飯を皆で一緒に食べに行きます。
 
船内生活では早朝から深夜まで様々な講座があり、自分の興味のある講座に参加することができます。太極拳、サルサ、GET(英語、スペイン語)、社交ダンス、水先案内人の講座などなどみんなそれぞれ興味のある分野に顔をだしています。
レストランクルーや、ハウスキーパーとの会話にも英語を使えるので、語学の勉強にもなります。
 
先日は、初の寄港地・セブ島(フィリピン)に上陸!
見慣れない景色に皆ワクワクドキドキしながら、初めての海外経験の人もいる中、果たしてどんな二日間になったのか!?
 
フィリピンならではの乗り合いタクシーやジプニーに乗ったり、寄港地の食べ物を皆で食べたり、初めての味にビックリしたり、日本とはまったく違う文化の中でたくさんの発見や気づきがあったようです。
(その影響でしょうか、皆の顔が頼もしくなってきたように見えます。)
 
まだ出航して少ししか経っていませんが、それぞれがそれぞれのペースでしっかりと船の時間の堪能しています。
これからの変化、発見も楽しみです。
 
88回クルーズ・グローバルスクール担当
岡山 昂一郎
 
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*朝活
グローバルスクールのプログラムのひとつ。3か月間の船旅の中で生活リズムを作るために、朝は太陽の光を浴びながら軽運動をしています。リズムができることで、心と身体の健康つくりをします。
クルーズや時期によって内容も変わりますが、今回は和太鼓。
先生はなんとグローバルスクール第一期生の井上瑠美ちゃん。70回クルーズ下船後、大学へ進学。この春卒業をして、今回のクルーズはスタッフとして乗船中です。

学校に行きたくないあなたへ

内閣府が、過去約40年間の日別自殺者数を集計し、発表しました。一番多かったのは9月1日。他も、長期休暇明けに集中するという結果でした。それを受けて、不登校新聞から緊急号外が発行されました。WEBで閲覧(無料)できますので、ぜひご覧ください。
>>学校に行きたくないあなたへ(不登校新聞・緊急号外)
 
それに関して、記者会見にも参加させていただきました。
また、事後報告になってしまいましたが、本日の「TBS・白熱ライブビビット」では私のインタビューも放映されました。
 
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「リストカットを繰り返していた女性」として紹介され、学校に行かなかったこと、行かないことでどういう心理状態に陥っていったか、ということ。そこからどう回復していったのか、ということをお話ししました。
 
インタビューでも話していましたが、当時わたしは「みんなが当たり前のようにできている(学校に行く)ことが私にはできない、自分は社会不適合なんだ」と思っていました。(その辺の詳しい話は、昨年行ったひきこもりUX会議のレポートをご覧いただくといいかもしれません)
 
自分と同じように学校に行っていないひとがいるのか、そういう人がどういう人生を歩んでいるのか、想像できるような、見本になるような人を見つけることができなかった。それは、孤独感を助長させました。
孤独感は、自分を社会からどんどん切り離していきました。社会から切り離されると“生きる意味”がまったくわからなくなりました。出口の見えないトンネルの中にいる気分です。
 
偶然かわからないですが、スタジオにいるコメンテーターの方は全員、いじめか不登校の経験者とプロフィールに出ていましたね。「学校に行かないと幸せになれない、大人になれない」そんなことはないのだと、そういう番組制作側のメッセージなのかな、と思いました。
 
自分は自分でいい―
そう思えたら色んなものがスルリと落ちて生きやすくなると実感していますが、そう思うことは、けして簡単でもないとも思っています。
 
不登校やいじめ問題に限らず「生きていけると思える自信」を持てる社会に、わたしたちの生きる社会はなっているのでしょうか。“自己責任”という言葉が多く使われるようになりましたが、同時にわたしは人間はひとりですべての責任をおって生きていけるのか―とも思います。
哺乳類を並べてみると、人間の肉体的能力値は低いです。頭脳が発達し、社会という形を形成して生きている動物です。末席を切り離すのではなく、ただ“保護する”だけでもなく、人間という生き物として、互いに尊重しあって生きていく―そんな社会であってほしい。
(そうでないから、弱いもの(子ども)から、命を絶たざるを得なくなっていくのかと思うと、悔しい気持ちです。)
 
不登校新聞の号外には当事者からの声ということで、私もコメント寄せさせていただきました。いろんなひとが、たくさんのひとが関心を持ち、受け止めようとしています。
これが、どこかの誰かに届きますように。
>>学校に行きたくないあなたへ/メッセージ(不登校新聞・緊急号外)
>>9月1日の子どもの自殺に思う 不登校経験者・恩田夏絵
 
こういったことを取り上げる、メッセージを集めて具現化してくれる不登校新聞に感謝のきもちです。
 
 
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記者会見は、いっしょにひきこもりUX会議をやっているメンバーでもある、不登校新聞社の石井志昂くんから声かけてもらいました。貴重な機会をありがとう志昂くん。