ベトナム寄港~80回クルーズ~

こんにちは!
船は順調に航海し、7/24,25とベトナムに寄港しました。気候は暑く、人はあたたかい。アジアのよさが満載のベトナムは、住み着きたいというグローバルスクール生もいるほど。
ピースボートは第3回クルーズからベトナムと交流してきました。そんなつながりの深いベトナムでの交流コースに参加した感想です!
レポートしてくれるのは、『出航!』もレポートしてくれたみほちゃんです!
 
グローバルスクール担当:村田千紘(せんちゃん
 
* * *
 
私は、「ストリートチルドレンのいま」というツアーに参加しました。
ダナン(ベトナム)の施設に訪れ、子どもたちと触れ合いました。
養えないから施設に預けられたり、親にすてられ路上にいた子どもたちが施設にいて、一緒に遊んだり、ごはんを食べたりしました。
 
ベトナムの人たちは、野菜など日本じゃほぼ確実に切りおとしているとこもちゃんと食べていました。玉ねぎの端やエビの殻なども食べていたところを見て、わたしたちは変なところでぜいたくだ、と思いました。
 
子どもたちとおりがみやボールで遊びました。あと、意外にもスマホのアプリが人気でした。
 
子どもたちの笑顔がちょー眩しかった!
そして、たくさんたくさん愛をもらいました。
ストリートチルドレンという背景をなくして、一人ひとりと関わりたいと思いました。
 
わたしの思っていた、前までの“ストリートチルドレン“のイメージは、親のいない寂しい子どもたちでした。
 
でも、このツアーを終えて、思ったのは、一緒に暮らしてないだけで親のいる子はいるし、寂しいを知っているけど、いろんな人から愛をたくさんもらっている子たちなんだなぁと思いました。
 
そしてベトナムからシンガポールまで、ベトナムのゲストの人たちが乗船していていました。シンガポール前日の夜、リドデッキでその人たちが降りるのでその人たちとの交流会がありました。
 
グローバルスクール
私は普段大きな交流会は苦手で今まで参加しようとしてなかったんですが、初めて船の上でそういうのに参加しました。
音楽をかけてみんなが自由に踊っていました。
私はいつも見ているだけですが、とある参加者に手を引っ張ってもらって、わっかに入って初めてそういうので楽しむということをしました。
 
今まで見てるだけで分からなかったけど、すごく楽しいってわかりました。うじうじしてるなんてもったいない、楽しんだもん勝ちだと思いました。(勝ち負けとかじゃないけど。)
 
足がすくんじゃうかもしれないけど、自分がしたいと思った事を自分に素直に行動したいと思いました。

開校3周年

グローバルスクールが、本日で開校3周年となりました。
 
そして、現在開校中のスクールで、受講生が累計100名を超えました。
 
数を伸ばせばいいとは思っていないのですが、
それでもやっぱり、“100”という数字が節目のような気がして、
改めてこの3年間、1096日間という日々の積み重なりを感じます。
 
 
2009年、年末。
今のグローバルスクールチームの一部のメンバーが集まり、
走り出したこのプログラム。
 
走り出しの頃は、中々カタチの定まらないプログラムで・・
どう作っていくか、どう表現してゆくか、随分悩んだものです。
今でも、グローバルスクールのことを、
綺麗に説明する言葉を見つけるのはちょっと難しいです。
 
100人の受講生を見ていても、
グローバルスクールや地球一周の船旅で得たことは人それぞれ、100人100通りで。中々『これ!』と表現しづらく、またその必要もあんまりないかな、、、とも思います。
 
 
一つ言える特徴は、
人が集まる『場』であること、ということかなと思っています。
 
『場』があるから、ヒトとヒトが出会い、
出会いがあるから刺激し合い、刺激があるから苦悩し、喜び、
感じることがあるから、考え、学び、吸収するのだと、思います。
 



 
10数年前のわたしは、
不登校、引きこもり、人間不信、強迫観念、リストカットと・・。
とにかく日々悩むことしかできなくて、
明るい未来なんて思い描くことができませんでした。
 
“不登校”や“引きこもり”というレッテル、
そして腕に隠しようのない傷のある自分は、
社会に溶け込めない、生きていけない、
やり直しもできないんだと思っていました。
一度は、いきることを、諦めました。
当時は本気でした。
(“引きこもる”ことほど、自分を追い詰め擦り切れさせることってないなぁ、と今では思います。)
 
そんなボロボロのわたしを再生させたのは、“ヒト”でした。
 
ヒトと出会うことで辛いことも増えました。
でも、ヒトと出会うことで癒されることも知りました。
ヒトと出会うことでわたしは変化していきました。
 
わたしは、“ヒト”と“出会い”に可能性を見出しています。
 
 
ヒトは何度でも再生することができる、
やり直すタイミングはいつでもある、とわたしは思うのです。
それは、この3年間で受講生である生徒たちからおしえてもらったことでもあります。
 
 
社会の中で生き辛さを感じる人にとって、
自分を見失い探している人にとって、
ここがそういう場であれるように。
 
いつでも、何歳でも、やり直しをすることのできる場の、
ひとつであれるように。
続けていきたいと、改めて思う、今日はそんな日でした。
 
 
改めて、これまでグローバルスクールに関わり、
支えていただいていたみなさんに感謝を。
 
明日からまた、がんばります。