出航!!~80回クルーズ~

待ちに待ったこの日がやってきました。
ピースボート80回クルーズの出航です。
 
前日の天気予報では雨。。。
ですが、今日の出航はなんと!灼熱地獄の晴れ模様!(笑)
お天道様も私たちの出航を見守ってくれていました。
グローバルスクール生は第7期。
15名の仲間達とともに地球一周の船旅がスタートです。
 
今期のグローバルスクールを担当する、ピースボートスタッフ村田千紘です。
よろしくお願いします!
 
早速、出航の様子をレポートしてくれるのは、
グローバルスクール生の高井美穂ちゃんです。
 
グローバルスクール
 
グローバルスクール担当:村田千紘(せんちゃん)
 
* * *
 
新潟在住の私は朝早く新幹線に乗り、横浜港へ向かいました。
でもまだ全然実感がありませんでした。
乗船手続きで並んでいるときは、「いよいよだなぁ」と感じましたが、船に乗ってもまだ、これから地球一周するんだ、という実感がありませんでした。
 
でも出航式で船が港から離れていったら、自分が本当に乗って出発するんだな、と自分の納得いく言葉に出来ない感情がうわっーと込みあがってきました。
 
お見送りに来てくれていた、ぶいちゃんや今までのグローバルスクール生に、今まで、「いってらっしゃい」ばっかりだったけど、今回初めて「いってきます」を叫べてめちゃくちゃ嬉しかったです。
 
グローバルスクール
 
実は、私が初めてピースボートに出逢ったのは約2年前です。
それ以来5回も出航を見送り、2年越しでようやく乗船することができました。
ピースボートのスタッフに初めて会った時、「ああ、こんな大人もいるんだなぁ」と感動したのを覚えています。
 
私は、ピースボートに乗るために、初めて親と向き合って、ちゃんと話す事ができました。
いろんなことがあったり、いろんなところに行って、いろんな人と出逢って、船に乗る過程が私を成長させてくれました。
 
船に乗ってさらにいろんなことを見て、いろんなところへ行って、たくさんの人と出逢って、たくさんたくさん吸収して、アウトプットしたいです。
 
グローバルスクール
 
そして、「私たちには失敗できるチャンスがいくらでもある」とグローバルスクール担当のせんちゃんが言ってくれました。
 
船の上では後悔しないように、神経を図太く何でもやってみよう、と思いました。
 
85日間地球一周いってきます!!!
 
グローバルスクール
 
美穂

最後のレポート~79回クルーズ~

今期(6期)のレポートも最後のレポートとなりました。
 
2名で始まった今期のグローバルスクールも7名にまで増え、
色んなヒトと出会い、「自分」と向き合い戦い、大きな波を乗り越えて、全員が無事帰ってくることができました。 
少しは、『自分のこと』『ヒトのこと』好きになれたのかな?
 
クルーズの頭に、コミュニケーショントレーニングを受けていた頃は
『友だち』や『仲間』と呼べる人は、できるのかな?と不安だったスクール生ですが、それぞれが居場所をみつけたり、自分で居場所をつくったりと、あの不安はドコへ?という“今”をむかえています。
 
船内運営を手伝う船内チームで活躍したり、自主企画を企画したり、GET(語学トレーニング)で学んだり、洋上ミュージカルに出演したり、麻雀したり、夜な夜な飲み語ったり、恋しちゃったり(笑)…と大忙し!
 
グローバルスクールの授業に人が集まらないことが寂しくもあり、それぞれの巣立ちが嬉しくもある担当者の私(青木)です。
 
始まった頃の写真と比べると、スクール生の表情も自信の表れなのか一皮むけてキリっとしたように感じます。
 
「この旅に参加してよかったのかな?」
「自分は変わることできたのかな?」
 
と、この特殊な経験を消化するには時間がかかることでしょう。 
地球一周という大きなプロジェクトを達成できたことには、強く自信を持って欲しいなと思います。 
最後に、ラストアクションと卒業式のレポートを、お送りします。
 
青木友里
 
—————————–
 
■ラストアクション編
 

この旅で培ったことを、自分のスタイルで表現してみよう! 
「ラストアクション」を行いました。 
なかなか集まることができなかったので、準備はそれぞれで。 
みんなバラバラがおもしろい、決まったカタチに囚われず「持ち時間は1人5分~10分でね!」とお任せ。 
前日に流れの確認をして、当日をむかえました。 
 
グローバルスクール
 
グローバルスクール
 
スピーチで表現するヒトもいれば、歌ってみたり、演奏してみたり。 
準備の時には「全体が45分くらいで終わっちゃうかもね」と話していたのに本番を迎えると表現したい「思い」が強すぎて60分を越えてしまいました。 
 
「この旅に出る前は、当たり前に近くにいて支えてくれた大切な人からの自立を目指して、この旅に参加しました。」 
 
「ヒトは苦手だったけど、ヒトの温かさを知りました。」 
 
「これからも付き合っていきたい友だちができました。」 
 
…などなど、それぞれの思いを発表しました。 
会場は涙するヒトで溢れ、心がキュンと締め付けられる発表ばかり。
 
グローバルスクール
 
自分の心の内を、人前でストレートに表現することのできたスクール生は、強いなぁと感じた一日になりました。 
 
—————————–
 
■卒業式編 
 
卒業式では、いつものように輪になって 
それぞれにメッセージを送り合いました。
 
グローバルスクール
 
「ミュージカルかっこよかったよ」 
 
「最初は怖かったけど、今は怖くない」 
 
「あなたの存在が、私の居場所でした」 
 
「いつも声かけてくれてありがとう」 
 
「変わったよね」 
 
…と。 
 
みんな、それぞれの場所で過ごした今期のスクール生たちでしたが 
同じ家(船)には、自分の心の内を打ち明けられる仲間がいて 
その存在のお陰で、安心して自分のやりたいことをやれた旅となったようです。 
 
『日本に帰ってからも何かあったら連絡してね』 
 
グローバルスクール
 
 
グローバルスクールは、卒業です。
 
 
この旅での経験を糧に、できた仲間を大切に 
それぞれの居場所をみつけ、居場所をつくり 
個性を大切に、自分を押し殺さない 
生き方を貫いて欲しいなと思います。 
 
支えてくださった、応援してくださった皆様 
そしてスクール生のみんな、ありがとうございました! 
 
グローバルスクール
 
第6期グローバルスクール担当:青木友里