グローバルスクールが、本日で開校3周年となりました。
そして、現在開校中のスクールで、受講生が累計100名を超えました。
数を伸ばせばいいとは思っていないのですが、
それでもやっぱり、“100”という数字が節目のような気がして、
改めてこの3年間、1096日間という日々の積み重なりを感じます。
2009年、年末。
今のグローバルスクールチームの一部のメンバーが集まり、
走り出したこのプログラム。
走り出しの頃は、中々カタチの定まらないプログラムで・・
どう作っていくか、どう表現してゆくか、随分悩んだものです。
今でも、グローバルスクールのことを、
綺麗に説明する言葉を見つけるのはちょっと難しいです。
100人の受講生を見ていても、
グローバルスクールや地球一周の船旅で得たことは人それぞれ、100人100通りで。中々『これ!』と表現しづらく、またその必要もあんまりないかな、、、とも思います。
一つ言える特徴は、
人が集まる『場』であること、ということかなと思っています。
『場』があるから、ヒトとヒトが出会い、
出会いがあるから刺激し合い、刺激があるから苦悩し、喜び、
感じることがあるから、考え、学び、吸収するのだと、思います。
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10数年前のわたしは、
不登校、引きこもり、人間不信、強迫観念、リストカットと・・。
とにかく日々悩むことしかできなくて、
明るい未来なんて思い描くことができませんでした。
“不登校”や“引きこもり”というレッテル、
そして腕に隠しようのない傷のある自分は、
社会に溶け込めない、生きていけない、
やり直しもできないんだと思っていました。
一度は、いきることを、諦めました。
当時は本気でした。
(“引きこもる”ことほど、自分を追い詰め擦り切れさせることってないなぁ、と今では思います。)
そんなボロボロのわたしを再生させたのは、“ヒト”でした。
ヒトと出会うことで辛いことも増えました。
でも、ヒトと出会うことで癒されることも知りました。
ヒトと出会うことでわたしは変化していきました。
わたしは、“ヒト”と“出会い”に可能性を見出しています。
ヒトは何度でも再生することができる、
やり直すタイミングはいつでもある、とわたしは思うのです。
それは、この3年間で受講生である生徒たちからおしえてもらったことでもあります。
社会の中で生き辛さを感じる人にとって、
自分を見失い探している人にとって、
ここがそういう場であれるように。
いつでも、何歳でも、やり直しをすることのできる場の、
ひとつであれるように。
続けていきたいと、改めて思う、今日はそんな日でした。
改めて、これまでグローバルスクールに関わり、
支えていただいていたみなさんに感謝を。
明日からまた、がんばります。
おかえり、そしていってらっしゃい
ちょっと間が空いてしまいましたが、
79回クルーズ帰航と80回クルーズの出航に行ってまいりました。
帰航も出航も、グローバルスクールの生徒が集まってくるので、
小さな同窓会みたいになります。
その瞬間が、わたしは結構好きです。
この旅で、3か月間で、どんなことがあったんだろう、
どんなストーリーができたんだろうと、
ちょっと思いを馳せるだけで、ワクワクします。
ちょっとだけ、大丈夫だったかなーと、不安に思う気持ちもあります。
でも帰ってきたその表情を見たら、
良いことも、嫌なこともあって、
それも含めて良い旅にできたんだろうなーと思います。
ベタですが、
地球一周の船旅を終えて、
また新しい旅がはじまりです。
いや、そもそも人生とは、
旅のようなものなのかもしれません。
旅にはいろんな旅があるように、
人生にもいろんなカタチがあると思います。
旅の仕方が色々あっていいように、
人生も色々でいいんじゃないでしょうか。
回り道したってよくて、立ち止まることがあってもよくて。
みんながそれぞれ、自分なりの人生を歩んでいけるように。
共に、支えながらいきてゆきたいものです。
そしてまた、新たな船旅の出発です。
乗船まで、色々な問題や葛藤を抱えて向き合ってきた受講生が、
それを乗り越えて、希望と不安を持ちながら船に乗っていく姿を見ると、
胸がこうグッとなって、目頭が熱くなります。
それだけでもう、「今日からまた頑張ろう」って思うことができます。
それはつまり、悩みや辛さを抱えながら、迷いながらも前に進み続ける彼らのその姿が、諦めなければなんとかなる、ヒトは決してひとりじゃない、という強いメッセージなのではないかなと思います。
今回の旅もまた、
良いことも悪いこともある、
素敵な船旅になることを願っています。
Bon voyage!