バースデイとハーフアクション~88回クルーズ~

20日はグローバルスクール(以下、GS)メンバーのバースデー。
23歳の貴重な船でのお誕生日、こころからおめでとう!
 
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この日の夕食は、GSのみんなでレストランでケーキを囲んで合唱。そのまま場所を移動して・・・GSとして初の試みとなる企画。「ハーフアクション*」にチャレンジしました。
 
担当スタッフ岡やんによる、GSについての簡単な説明の後、「Pちゃんとランドのごきげんよう」と題した座談会。なんちゃん、ヒロ、むっちゃん、るりちゃん、あちょ、Pちゃん、ランド(みんなあだ名です)がいろんなお話をシェアしてくれました。
 
続いて「コミュニケーショントレーニング」。
シンガポールまで、コミュニケーショントレーニングプログラムのナビゲーターとして乗船してくれていた石川清さんファシリテートのコミュニケーショントレーニングをあやちゃん、はやとがファシリテートして再現です。
 
「人と話すのは苦手ではないけれど、なぜか人と仲良くなれない」などのコミュニケーション上の悩みに対する考えや想いをGSメンバーと、そして会場も巻き込んで分かちあいます。
会場からも「僕も同じ」などの声があがって和やかな空気で進行されました。
 
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最後は、2人のアクション発表。
まずは、ノックの内なる想いをおもいっきり詰め込んだ、アーティスト名「MCヘドラ」によるラップ。熱唱!パワーいっぱい!!会場びっくり!そしてハートの声に胸をうたれます。
 
そして、スタンドマイクの前に静かに立ったランカにスポットライトが。
小説風の「私の取り扱い説明書」を朗読します。
淡々と、でも時にユーモアある、自身の内なるものが表現された本質。こころ揺さぶられ、メガネを外すひとも。しっとりとしめる両親への想いに、会場から熱い拍手。
 
いろいろあったけど、ヨッチ、ちうね、そねち、まっつーのひとりひとりがしっかりチームメンバーとしての大役を果たして全員参加で終えたハーフアクション。やり遂げた後の達成感いっぱいの表情は、私には下船後にも忘れられない宝物の思い出になりそうです。
 
 
88回クルーズ・グローバルスクールカウンセラー
松尾祥子
 
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*ハーフアクション
地球一周の船旅を使って行われるグローバルスクールは、旅の最後に「ラストアクション」と呼ばれる発表会を行います。旅の途中でインプットしてきたものをアウトプットする企画です。今クルーズでは、クルーズの半分頃にあたる時期にグローバルスクール史上はじめてとなる「ハーフアクション」を実施。プログラムを受講していない人に向けたプログラム紹介も兼ねた企画となりました。

29歳になりました。

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ちょっと前の話になりますが、29歳になりました。
(写真はお友だちにお祝いしてもらったときの)
 
それは同時に、はじめて地球一周してから10年が経ったということでもあります。誕生日のすぐ後に、はじめて地球一周したクルーズの10周年パーティーがありまして、久々の再会を楽しんできました。
2005年9月出航、ピースボート第51回クルーズ。いっしょに旅をしたひとたちとの再会は、ほんとに良い時間でした。幹事のみなさま、ほんとにありがとうございました。
 
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恩田夏絵、19歳。
人生最後の旅、のつもりで行った地球一周。103日間のその船旅の中で得た、さまざまな経験がわたしの人生がひっくり返りました。
 
行けなかった小学校・中学校。当時はまだ珍しかった不登校児の私を、戸惑いながらも受け入れてくれた地元の太鼓チーム。“切る”ことへの葛藤と克服。盗聴・盗撮妄想障害。休み休みなんとか卒業できた高校。10代特有のめんどくさいけど(笑)愛おしい青春をくれたバイト先のひとたち。“横浜”で出会ったひとたち。家族への嫌悪、そしてなによりも自分に対するどうしようもない嫌悪感。
 
アンバランスな状態のまま、勢いで船に乗って、見捨てられないように精一杯で。うまくいかないことはやっぱりあって、依存しかかって自分がイヤ過ぎて兄のような人に泣きついたこともありました。かっこつけたコト言って自分を大きく見せたこともあったし、勘違いした優しさや意見を押し付けることもたくさんしたと思います。
 
でも、そんなものも全部、『旅』に受け止められたんだなーと思います。
(自分には)いきる居場所はないと考えていたところに、『あれ、意外とあるのかも』と思わせました。自分のような人生なんてダメなんだと思っていたところに、『あれ、生き方って色々あっていいのかも。っていうか“正解の生き方”ってなんだ??』と思わせました。
『育った土地(家/家族)を離れる』ということと『人と出会う』ことが大きかったと思います。
 
旅ってすごいなー。
 
“19歳”でおわるのだと(当時は真剣に)思っていたわたしに訪れた『29歳』。
色んな可能性を繋げてくれた『旅』の10周年。
旅をしたことによって変わったことと、旅をしたその後の人生の経過を共有しあえる人がいることの嬉しさ。
いきてみると、なにがあるかわからないなぁ・・・なんて思いながら。
色んな意味で節目になった年となりました。
 
29歳、ありがとうございました。
これからも、よろしくお願いします。