元不登校・ひきこもり経験者が発案した洋上フリースクール ピースボートグローバルスクール

プログラム内容

2010年に開校したピースボート・グローバルスクール。
学校や家、日本社会という狭い場所の常識から飛び出し、約3ヶ月をかけて世界をめぐります。
船という“小さな村”でのさまざまな年代との出会いやつながり、現地で暮らす人々との顔の見える交流や、異文化異言語体験──「ヒトと違うこと」に胸を張って生きていく自信を生み出す原体験がそこにはあります。

カリキュラム

船旅生活やグローバルスクールプログラムのなかで、専門家による対人コミュニケーショントレーニングや、仲間と一緒に何かを成し遂げる成功体験を通して、少しずつ自己肯定感を培います。

◆かならずお読みください◆

洋上校はNGOピースボートがコーディネートする国際交流の船旅の洋上にておこなわれるプログラムです。原則、クルーズに全行程参加できる方を対象としています。あらかじめご了承ください。

ピースボートクルーズの様子はピースボートクルーズ公式サイトからご覧いただけます。

こんなカリキュラムがあります

コミュニケーショントレーニング【授業回数/75分×6回以上】
コミュニケーションの面白さを知るトレーニングです。自分の気持ちを表現する発信力など、まずは、自分の心としっかり向き合ってみることからのスタートです。

多言語ワークショップ【授業回数/45分×6回以上】
参加型の授業を通して、異なるバックグラウンドで育った人との価値観の違いや多様性について学んでいきます。

「わたしの人生」ゼミ【授業回数/45分×3回以上】
さまざまな分野の専門家が「先生」役となり、人生の先輩として、自身の生い立ちや生き方のコツなどをお話してくれます。

ほかにもこんな体験の機会があります

なんでも相談窓口
グローバルスクール担当スタッフ、専属カウンセラーが旅を共にします。「ちょっと話を聞いてほしい」「相談にのってほしい」など、困ったことや聞いてほしいことがあれば気軽に相談してください。

寄港地での異文化体験・自由行動
訪れる国々での観光のみならず、現地の人々との交流など。その国ならではの独特の文化に触れることで、自然と視野も広がってきます。

船内生活を実践の場に活用
受講生同士で船内や寄港地での経験、フィードバックやディスカッション、ワークショップで船旅で得たことを深めたり、クルーズの終わりには、報告会も企画して旅でインプットしたものをアウトプットをしてみることも。

わたしたちも応援しています!!

賛同者からのメッセージ

ピースボートの船旅には、「水先案内人」と呼ばれる国内外の各分野の専門家が多数乗船します。
そんな方々が、「先生」ではなく「同航者」の視点から、グローバルスクールを応援してくれています。

香山リカさん

香山リカさん(精神科医)
船の上は、陸の上のあの世界とはまったく違うのです!!
陸でできなかったことでも、船の中ではあら不思議、一瞬にして簡単にできている自分を、あなたは発見するでしょう。そんな船のマジックを使って、この際、やってみましょうよ。
あなたには絶対できるはず。

鎌田實さん

鎌田實さん(諏訪中央病院名誉院長 / 作家)
僕が船上で話した多くの若者が、思春期に挫折した経験をもっていました。
視野の狭さ、思いこみ、かたくなさ…すべて思春期の特徴です。それが世界を見ることで視野が広がり、共同生活をすることで、かたくなな心が少しずつ柔らかくなっていきます。そうなると自分の存在が認められ自信もつく。引きこもりは病態ではなく、ある状態を示しているだけ。状態ならば大きく変わる可能性はありますよ。