グローバルスクールの授業の中に、「課外授業」というものがあります。
それは、乗船している水先案内人の方に、グローバルスクールの生徒のみを対象にお話をしていただくというなんとも贅沢なもの!(通常は、乗船されている方全対象なのです)
記念すべき第一回目は、元朝日新聞記者・伊藤千尋さん!
今回は、伊藤さんの水先案内人パートナーもしている、グローバルスクール生徒・大川さんとの対談形式のお話でした。
大川さんの体験を元に、伊藤さんの話は進みました。
今日は、その大川さんのレポートでお送りします!!
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はじめまして。大川です。
わたしは今まで、自分の不登校・引きこもりの体験をここまで赤裸々に人前で話すことなどまったくありませんでした。
人に説明する機会があったときも誤魔化していた部分に向き合い、さらに大勢の人に聞いてもらおうと思えたのも、ピースボートという空間やグローバルスクール担当の恩田さん(通称:ブイちゃん)の存在に助けられたからかもしれません。
私の話を聞いて、千尋さんは
「君達は『学校に行かない』という、『ほかの人にはできないこと』ができているじゃないか」という言葉。
今まで、不登校・引きこもりをポジティブに受け止めて言葉にしてもらえたことが無かった中で、目からうろこでした。
自分のしてきたことを肯定してくれたという安心感。
すごいことだと感心してもらえる喜び。
もし、
「そうだったんだ、大変だったね。かわいそうに」
という反応が返ってきていたら、それ以上語ろうとは思わなかったと思います。
でも千尋さんは違いました。
純粋に興味を持って話を聞いてくれたこと、私のつたない話を正確に理解してわかりやすい言葉にしてくれたこと、「そうなんだ、それはすごいね!」と認めてくれたこと。
パワフルでポジティブな千尋さんにたくさんのパワーをもらいました。
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普段はパワフルで行動派の大川さんにも、かつてはこういった一面があったことを聞き、他のグローバルスクール生徒も何か考えるところがあったようです。
人は見かけに寄らないというのは、こういう一面もあるなぁ、と思った今日の課外授業でした。