ジェンダー・マリアージュ

少し前のことになってしまいましたが、
映画「ジェンダー・マリアージュ~全米を揺るがした同性婚裁判~(原題:The Case Against 8)」の上映後のアフタートークに呼んでいただきました。
 
2008年米国、結婚を男女間に限定する州憲法修正案「提案8号」が国民投票により可決されました。この判決が人権侵害にあたると2組のカップルが起こした同性婚裁判を追ったドキュメンタリー映画です。
 
この映画は、“同性愛者”という以前にもっと根本的な「“ひと”として生きる幸せとはなにか」を描いていると思いました。
 
同性婚合法化までのストーリーはもちろんですが、保守派弁護士テッド・オルソン氏と、リベラル派弁護士のデビット・ボイス氏が共闘する姿に、大きな希望を感じたのでした。
考え方が違ったとしても、ひとつのゴールを目指しともに歩むことができる-それを実現したこのストーリーには、つよく強く勇気づけられました。
 
私達が何者であったとしても
幸せを望むことは至極当然なことである
そんなメッセージを感じる、素晴らしい映画でした。
 
東京、名古屋、長野、大阪、兵庫、福岡での上映です。
好評につき、東京は公開期間が延長になったそうです。
ぜひぜひ、足を運んでみてください。
>>上映スケジュール
 
2/3のアフタートークゲストであった安富歩さんがツイッターでおっしゃっていたことが印象的でした。
 

 
「家族」という括り以前に、「自立した個人」であるということの重要性は、年々実感が増しています。
安富さんはいま色んな所で発言されてらっしゃいますが、とても興味深いです。
 
 
>>追記
トークのことがレポートされてましたので、こちらもご覧ください。
ジェンダー・マリアージュ公式Facebook
シネマジャーナル スタッフ日記

新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。
 
2015年もあっという間に終わってしまいましたね。
もう2016年ですか。
 
ここ1~2年で時間の流れがガラッと変わった気がしています。まるで激流の中とでも言いましょうか、驚くほど速く、振り返ってみるとずいぶん遠くまで流れていたんだなと感じます。
 
流れのなかでも、譲れないものをしっかりと握りしめてやってこれたとは思います。それでも大切ななにかをこぼしてきてしまっているような気もしています。
 
浮いては沈んで、諦めては浮上して、
いつになっても“なんとかやってきた”という気持ちです。
そして、きっとこの先もずっとそんな感じでつづいていくんだろうと予感しています。それでいいんだと、思っています。
 
2016年、個人的に大事にしたいと思っているのは、「自分を表現することを恐れない」ということです。自分のなかのなにかと向き合っていきます。
 
さて、今年のグローバルスクールは、8月出航の92回クルーズです。現在、生徒カウンセラーも募集中です。地球一周、どうですか?よろしければ、船の上でお会いしましょう。
 
今年もどうぞ、よろしくお願いします。