29歳になりました。

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ちょっと前の話になりますが、29歳になりました。
(写真はお友だちにお祝いしてもらったときの)
 
それは同時に、はじめて地球一周してから10年が経ったということでもあります。誕生日のすぐ後に、はじめて地球一周したクルーズの10周年パーティーがありまして、久々の再会を楽しんできました。
2005年9月出航、ピースボート第51回クルーズ。いっしょに旅をしたひとたちとの再会は、ほんとに良い時間でした。幹事のみなさま、ほんとにありがとうございました。
 
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恩田夏絵、19歳。
人生最後の旅、のつもりで行った地球一周。103日間のその船旅の中で得た、さまざまな経験がわたしの人生がひっくり返りました。
 
行けなかった小学校・中学校。当時はまだ珍しかった不登校児の私を、戸惑いながらも受け入れてくれた地元の太鼓チーム。“切る”ことへの葛藤と克服。盗聴・盗撮妄想障害。休み休みなんとか卒業できた高校。10代特有のめんどくさいけど(笑)愛おしい青春をくれたバイト先のひとたち。“横浜”で出会ったひとたち。家族への嫌悪、そしてなによりも自分に対するどうしようもない嫌悪感。
 
アンバランスな状態のまま、勢いで船に乗って、見捨てられないように精一杯で。うまくいかないことはやっぱりあって、依存しかかって自分がイヤ過ぎて兄のような人に泣きついたこともありました。かっこつけたコト言って自分を大きく見せたこともあったし、勘違いした優しさや意見を押し付けることもたくさんしたと思います。
 
でも、そんなものも全部、『旅』に受け止められたんだなーと思います。
(自分には)いきる居場所はないと考えていたところに、『あれ、意外とあるのかも』と思わせました。自分のような人生なんてダメなんだと思っていたところに、『あれ、生き方って色々あっていいのかも。っていうか“正解の生き方”ってなんだ??』と思わせました。
『育った土地(家/家族)を離れる』ということと『人と出会う』ことが大きかったと思います。
 
旅ってすごいなー。
 
“19歳”でおわるのだと(当時は真剣に)思っていたわたしに訪れた『29歳』。
色んな可能性を繋げてくれた『旅』の10周年。
旅をしたことによって変わったことと、旅をしたその後の人生の経過を共有しあえる人がいることの嬉しさ。
いきてみると、なにがあるかわからないなぁ・・・なんて思いながら。
色んな意味で節目になった年となりました。
 
29歳、ありがとうございました。
これからも、よろしくお願いします。