乗船前 モデルをやりながら医療事務をしていました。
乗船中
船内でのエクササイズプログラム、ノルディックウォーキングや折り紙をやっていました。
社会問題を扱った船内講座は好奇心がそそられてよく学んでいました。
もともと英語は嫌いでしたが、洋上英会話の先生や外国籍の乗組員たちと仲良くなり、ちょっとは英語も話せるようになりました。
今でも、そのクルーズ中にパレスチナから乗船してきた友人と、Facebookなどでも繋がっています。
下船後
はじめての一人暮らしに挑戦。今はモデルを続けながら健康で美しくあることを広める活動をやっています。
またノルディックウォーキングやメイクなどを通し、芸術療法的なこともやっているので、これからはもっと人に「自分らしく生きる方法」などを伝えていけるようになりたいです。
田名後ひとみさん(参加当時24歳・東京都)
第73回クルーズ・第三期卒業(2011年)
「生まれてこなければよかった」と感じるほど
自己肯定感が歪んでいた自分が出会ったもの。
テレビ番組の「ミステリーハンター」に本気でなりたいと思っていました。
それがうまくいかず挫折しそうなとき、ピースボートのことを知りました。
今のうちにやりたいことは全部やっておこうと思い、船に乗ることを決めましたが、乗船前は憂鬱な状態が続いていました。
自分が生きているということについて「生まれてこなければよかった」と感じ葛藤していました。自己肯定感が歪んでいたというのもありました。
自分が考えもしなかった選択肢を選んで生きている人たちと仲良くなりたかったということもあり、そんないろいろな思いから船内でおこなうグローバルスクールプログラムに興味を持ち受講することにしました。
実際世界に飛び出してみて、世の中にはどうしようない問題が多いことに驚きました。
さまざまなことを知って、結局どこの国でもみんな悩んでることは同じようなものだと気づくことができました。
田名後ひとみさんからのメッセージ
はじめて親と離れてみて痛感したのは、普段どれだけ自分のことを思ってくれていたかということ。だから船から降りたらまず親孝行がしたくなったんでしょうね。
グローバルスクールなどを通してはじめてできた妹や弟的な人たちとの関わりが、自分に愛をくれたように思います。
大切にしている人たちが、自分に何を望んでいるのかと、それをどう返せばいいのかを想像できるようになりました。
自分が思ってることを話してみると、意外と自分に共感してくれる人が出てくるから、こもる必要はないんです。全然恥ずかしくもないし、逆にこもっている方が時間がもったいない。
迷うくらいだったら、やりたいことをやった方がいいと思います。