乗船前不登校歴2〜3年。
乗船中グローバルスクールのメンバーと話していくうちに、「自分と同じような人もいるんだ」と初めて知れたし、素直に怒ったり涙を見せることもできました。
船内で仲間が集まるグローバルスクールデスクは一番の落ち着ける居場所となりました。
下船後日本自体は変わってないんだけど、自分の中では何か変わったなと感じることがすごくあります。今ではおばあちゃんの介護をしながら家の手伝いをしています。
まだまだしんどいことは多いですが、今後はプロの演歌歌手になるために人生修行中です。
成田幹夫さん(参加当時15歳・神奈川県)
第73回クルーズ・第三期卒業(2011年)
中学のときにいじめが原因で不登校になりました。
学校も日本も嫌で、自分の居場所がない
苦しい日々がずっと続いていたのです。
小学校は楽しかったのですが、中学の時のいじめが原因で2〜3年不登校をしていました。
当時は先生に言っても「なかったこと」にされるだけで、余計人に心を開けずに苦しんでいました。
その後、高校にも行きたくなくて困っていたときに、近くのコンビニでピースボートのポスターに出会いました。日本が嫌で嫌で離れたくてしょうがなかった時だったので、「これなら行けるかも」と思いました。
一人で外泊するのは初めてなので最初は不安でした。しかし乗ってすぐにグローバルスクールで自分と同じような人と出会い、人を心から信じることの出来なかった自分に初めて仲間といえる人たちが出来ました。
成田幹夫さんからのメッセージ
長旅を終えて日本に着いた時、すぐに良かったと思うかどうかは分かりませんが、日が経つにつれて船の経験は良かったなぁと思えるんじゃないかなぁ。
仲間が出来たり違う道が絶対開けると思うから。日本に留まらないで、もっと色んな人たちに会ってもらいたい。いまの日本社会の心は平和じゃないから、迷っていたら絶対乗った方がいいと思います!!