乗船前 高校入学のころから約5年間引きこもり状態。働けない自分をせめて自傷行為を繰り返していました。
乗船中
船内新聞の記者をやったり、漫才コンテストで優勝したりと想像もしなかった自分に出会えました。
なにより一生の友だちができました。
下船後
下船後、休学をしていた大学に行き直して卒業することができました。
そして、現在はピースボートで職員として働いています。
自分がそうしてもらったように今度は誰かが一歩踏み出すのを少しでも手伝えたらと思い、日々頑張っています。
萩原泰成さん(参加当時22歳・群馬県)
第73回クルーズ・第三期卒業(2011年)
将来に絶望していた僕が
「それでも生きていこう」と思えたのは
人との出会いでした。
高校に入学するころから引きこもり状態になった僕は、約5年の間他人との付き合いが全くありませんでした。他人と同じようにできない自分を責め、自傷行為を繰り返していたのです。
20歳のとき、そんな自分に絶望して自殺未遂をしました。
幸い未遂で終わりましたが、これからどうやって生きていけばいいかわかりませんでした。
そんなときたまたま知ったのがグローバルスクールです。担当のスタッフと話をして初めて信頼できる大人に出会えたと思いました。「ここでならもしかして…」と思い参加を決めました。
正直こんなにボロボロの自分が地球一周をするとは思ってもいませんでした。でもそこで得られたものは本当に想像以上です。
船の中でも、行った先の国でも沢山の人との出会いがあり、人間の多様性を体感しました。
今まで大嫌いだった他人を好きになって、帰ってくるころには「生きることが楽しい」と心から思えるようになっていました。
萩原泰成さんからのメッセージ
いま辛い思いをしている人にはとにかく外に出て欲しいですね。
海外留学でも海外旅行でもなんでもいいと思いますが、出会える人の量と多様性ではピースボートグローバルスクールが一番かも。なんといっても1000人の仲間と地球を一周するわけですから。
思い切って飛び込むと想像もできなかった世界が開けてくると思います。