ひきこもりUX会議やりました。

11月30日、東京ウィメンズプラザ。
プレゼン&ミニセッションイベントを開催し、320名の方にご来場いただきました。
ご協力いただいたみなさん、ご来場いただいたみなさんにはほんとうに感謝です。ありがとうございました。
 
 
 
『こんなのおかしい!』
『なんでこうしないんだろう!』
 
社会に対して(自分に対して)、表しようのない不満をたくさん抱えていました。今になって思うのは、抱えるだけではなにも変わらなかった、ということ。
否定や批判の先にも、そこには人間がいて、それぞれの考え、生き方がある。否定するだけでは、変化を起こすことは難しい、ということ。
 
当事者の思い、考え、状況は、想定した以上に、家族や支援する側に届いていないのだなーと思うことが今までたくさんあり、歯がゆい気持ちでした。
 
支援する側にいる人、ご家族に対して伝えるための場づくり。
広く“自分はこう思う”と表現すること、そして前向きに提案をすること。それがこのイベントの実施へとつながりました。
 

そんなこともあって、アクセスのいい渋谷で開催することにしたわけですが、こちらの予想以上に当事者の来場数も多くて驚きました。
全体の3分の1くらいは当事者だったようです。
 
青山の街に、ひきこもりが集った。
その意味を考えています。
ここからまた、次の動きができるんだと思います。
 
今回表現しきれなかったことたくさんありますから、またこの先、どうやって、誰と、なにを表現していこうかというわくわくでいっぱいです。
 
プログラムの中で行われたミニセッションは賛否が分かれるようなのですが、辛い思いをさせてしまった方には申し訳なく思いますが、でもここで生まれた動きがあるようで、そこは嬉しく思ってます。
 
会終了後に、話しかけられた2人組。
お友だち同士かと思ったら席が隣同士でミニセッションで仲良くなったと、そのあと食事に行くと言っていました。同様の動きが他にもあったようで、呼びかけてご飯しに行ったって話をいくつも聞いています。
 
集う“場”があることの重要性。人が集うことで、新たな動きができます。ここからどんな動きができるのか。自分たちはどうなっていくのか。非常に楽しみです。
 

ちなみに当日私は
・『支援する側』と『支援される側』に分けられる違和感
・『支援』というものが合わない当事者がいる=私がそうだった
・雑多な人たちが混ざる場(=船)の持つ可能性
・“人が幸せに生きるために必要な場”とはなにか
というお話をしました。
 
レポートなどはまたイベントのブログでアップしていきたいと思っていますので、今後ともよろしくお願いします。
 
イベントオフィシャルブログ
ひきこもりUX会議終了しました!